ワイナリー研修 2011(第1回目冬季剪定)

今年1年カベルネソーヴィニヨンの樹を1本借りて葡萄&ワインつくりの一連過程を勉強させてもらうことになりました。*1
またテイスティング等の座学もあわせて約1年計8回の研修になります。
よって復習を兼ねてエントリしたいと思っています。



第1回目は冬季剪定(短梢整枝)を中心に作業してきました。


これが剪定前の樹です。

葡萄を収穫した後、枝がそのまま枯れた状態です。
 
これを今年の葡萄が成る姿を思い浮かべながら、枝の伸びる方向や芽の数を調整して剪定してゆきます。
本流に近いほうを残し、古い枝は落とし葡萄が常に成長できるよう、実にできるだけ栄養が行き渡るよう無駄な枝が無いようなど考慮しました。

いけばなとは異なり、断面をできるだけ小さく直角に剪定します。

 
古い太すぎる枝などは鋸でギコギコ・・・結構重労働です。

大きな断面には後ほどボンドを塗って雨水で腐らないようにします。


一時間ちょっとでやっとこさ最低限の芽になるよう剪定を行ないました。



またそのときに落とした枝は持ち帰りOKだったので、
しばらく冬眠させてから芽吹きの季節にクローンを作ってみようかと思っています。
まるでソブラン*2気分です。



また接木も体験しました。
台木にMeを組み合わせます。
機械で足元のレバーを操作し、ガチャンとダブルアクションで簡単に接木できるものです。

この接続部分にロウをコーティングし、

 
根本を切り加工し、成長ホルモンを塗布して挿し木します。


これを挿し木したものをおみやげに持ち帰りました。
運がよければ100日後くらいに根がつき芽が出るでしょう♪






こんな平日開催のセミナーなので誰を誘うでもなく淡々と勉強しようと思っていたのですが、世間は狭い・・・知人2名に出会いました(笑)
これからまた一年葡萄的におとなりさんで仲良く学ぶことになりました♪


基本スケジュールとしては午前は座学、午後は作業ということなのですが、座学についてはどうやってエントリしようかしばらく悩むことにします(笑)
もしエントリしなかったらごめんなさい。



次回は 5/11(水)に「芽かき」予定です。




.

*1:既にこの講座も9年目になるそうで、状態が許せばこれから数年は自分の樹を持っていたいので2011とタイトルに追加しておきましたw

*2:映画「約束の葡萄畑」の主人公の名前