ボジョレーヌーボー

とりあえずメモ的な。

2012年今年のボジョレー・ヌーボーは、
「史上最悪の不作だが、ブドウの品質はよく熟すことができて健全」
だそうです。

ということで今年は期待せずにイオン系のペット500mlのみを試飲レベルで購入。
※写真はのちほど貼ります。
もともと新酒はアルコール発酵させた程度のジュースに過ぎないので、残った分は料理に利用予定ですw






それよりも気になったのは下記のニュースです。

ボージョレ、ブドウ不作も日本には優先配分 仏国委が過度の安売りに苦言」
産経新聞 11月15日(木)19時0分配信

フランスの「ボージョレーワイン委員会」は15日、都内の駐日フランス大使館で、この日解禁された2012年の仏ワインの新酒「ボージョレ・ヌーボー」の概要を発表した。
天候不順で収穫量は激減したものの、最大市場の日本には優先配分され、輸入量は前年を上回る見通しという。

 同委員会によると、原料となる仏ボージョレ地方のブドウ、ガメイ種の収穫量は、霜や雹(ひょう)による影響で例年の半分程度だった。
一方で品質について同委員会のブリュノ・マレ会長は「繊細でアロマがしっかりとした味」と太鼓判を押した。

 このため当初は日本国内での供給量の不足が懸念されたが、昨年実績で全体の約半数を輸入する日本は「最優先市場」(マレ会長)。
委員会側からメーカーや流通に優先配分するよう「勧告」し現地、今年の輸入量は前年比4%増で着地する見込みという。ほかに優先されたのは米、独で、その分は仏国内での流通量が減少した。

 収穫量の減少でブドウの売渡価格は上昇したが、日本の輸入大手が扱う商品に関しては生産者や流通、メーカーによって値上がり分は吸収された。
ただ、西友がハーフボトル(375ミリリットル)で1本390円の低価格商品を発売するなどの安売り競争に対しては、「プラス作用は新しい客を得るだけであって値段の下げすぎは良くない」(マレ会長)と苦言を呈した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121115-00000569-san-bus_all

日本人は季節ものを珍重するよい文化があると思いますが、
ただ流行ものをPUSHしすぎてその影響が諸外国にかなり影響することが多く、
ナタデココなどの行く末など多大な迷惑をかけてしまうことも多いので
これがワイン業界にのちのち憂いとならなければよいなぁと思うばかりです。

とはいえ、特に新酒などはほとんど空輸の値段だと思いますので
企業努力によって低価格にしていただけるのは消費者としてありがたいです。

このペットヌーボーも軽く飲むのにちょうどいい程度のお値段だとは思いますが、
チューハイなんかと比べるとやはりお手ごろ感がしないですので、S社さんとかは
若い女性セグメントには甘いカクテルを絶賛展開中のようです。

当方夏に旅行三昧でしたのでいま節約生活を強いられているのですが(笑)、
やはりなかなかそうなるとワインは敷居が閾が高い代物だと痛感しております。

たいしたオチもありませんので以上で。






が、実はこのメモを残しておきたかったので・・・

フランス・ボージョレーワイン委員会による歴代評価

1995年:ここ数年で一番出来が良い
1996年:10年に1度の逸品
1997年:1976年以来の品質
1998年:10年に1度の当たり年
1999年:品質は昨年より良い
2000年:出来は上々で申し分の無い仕上がり
2001年:ここ10年で最高
2002年:過去10年で最高と言われた01年を上回る出来栄え
2003年:100年に1度の出来
2004年:香りが強く中々の出来栄え
2005年:ここ数年で最高
2006年:昨年同様良い出来栄え
2007年:柔らかく果実味が豊かで上質な味わい
2008年:豊かな果実味と程よい酸味が調和した味
2009年:50年に1度の出来
2010年:1950年以降最高の出来といわれた2009年と同等の出来
2011年:近年の当たり年である2009年に匹敵する出来
2012年:史上最悪の不作だが、ブドウの品質はよく熟すことができて健全


.