岩本順子さんのワイン会

岩本順子さんセレクトのドイツワイン会に行ってきました。

ワインを愛し、醸造所で働き、ワインを伝えるためジャーナリストとしてご活躍中です。
またハンブルグでワインセミナーも開催しておられます。
今回は年末年始帰国されていて緊急のワイン会となりました。



岩本順子さんによるトーク・解説など
詳しすぎて大変な部分もありましたが*1、楽しいトークで時間が過ぎるのがとても早かった。




ワインリスト





Mittelrein Weingut Toni Jost Riesling Sekt.b.A Brut (NV)
(A:12%, Z:9.8g/l, S:7.3g/l)

岩本さんはゼクトが大好きだそうです。
コースすべてをゼクトで行ってしまえるくらいだそうでw




Franken Weingut Johann Ruck Silvaner Q.b.A Trocken 2007er
(A:12%, Z:2.2g/l, S:6.6g/l)

酸とほのかな青い味がさっぱりとおいしいワインでした。
蕪と合っていました。またチコリが食べたくなりました。




Reinhessen Weingut Keller Hubacker Riesling Q.b.A Trocken GG 2006er
(A:13%, Z:8g/l, S:6.7g/l)

「2012年〜40年が飲み頃」とか!!
芳醇な香りと端正な味が絶品でした。




Pfalz Weingut Weegmuller Dornfelder Q.b.A Trocken 2007er
(A:12.5%, Z:1.9g/l, S:4.6g/l)

ドルフェンダーという品種はシラーに似た甘い香りとスパイスのコクとアフターのピリッと切れる感がありました。
メインのお肉の脂とワイン煮込みのコクに合うと思います。
極めて個人的な意見ですが・・・残念ながら辛酸が苦手なのでこの辛にもお肉の酸にも苦戦させられましたが、ワインとお料理のバランスは良いです。




Reinhessen Weingut Keller Cuvee Pius Beerenauslese 2007er
(A:8%, Z:180g/l, S:8.6g/l)

夏の試飲会で指名買いした1本です。
アイスワインなど甘いワインはほかにもいろいろありますが、酸味がキレイでふわりと味わえるやさしいお味だったので夏に迷わず購入しました。
ひさびさにいただきましたがやはりおいしかった♪
某チーズに合わせて醸造されたワインらしいので、チーズを探すもののまだみつからず・・・気長に探しますw


●12/30追記
順子さんにチーズのこと質問してみました。
ご帰国中のお忙しい中、お返事ありがとうございました。

ピウス(PIUS)にあわせるチーズですが、スブリンツ(Sbrinz)*2、といいます。
パルミジアーノ・レジャーノみたいな固いチーズです。
スブリンツがなければ、パルミジアーノ・レジャーノでもいいですよ。

お料理


前菜3種盛り:
 牡蠣とババロア、菜の花とリンゴのソース添え
 寒鰤のカルパッチョ、蕪とぶどう添え
 ドイツ風オムレツ、鱈の白子とほうれん草入り


海の幸の白菜ルーラーデン(白菜包み):ずわい蟹、鮭、帆立入り
白菜の芯の甘みとKELLERワインの旨みのマリアージュがとてもよかったです。


十勝産仔牛のザウアーブラーデンと根菜の煮込み
酢とワインに1週間漬け込んでから煮込んだもの。
個人的には酸がちょっときつかった。
添え野菜のごぼう、蓮根、里芋のいずれも土の味がソースにもワインにも合っています。


洋梨のタルト(チョコレートアイスと生クリーム添え)
個人的にアイスが無い方が好み。タルトの甘みとBAだけで十分。



いずれもワインがあってこそのバランスのよいお料理でおいしかったです♪









●岩本順子さんのサイト

junkoiwamoto.com
http://www.junkoiwamoto.com/


ドイツワインの勉強をさせていただこうと思います。





.

*1:*ドイツは品種改良が多くて覚え切れません。素人初心者には到底理解が無理w

*2:*スブリンツ(Sbrinz)はスイスのチーズだそうです。