レディ・オブ・メイ (故ダイアナ妃を偲んで)

飲み残しの泡があるもののすこし飽きたので今日の日にちなんだカクテルにしました。


本日8月31日はPrincess of Wales、ダイアナ妃の命日です。
もうお亡くなりになってから12年も経つんですね。月日の流れるのは早いこと・・・

子供のころに夢見たお姫様を具現化したような結婚式は本当にステキでした。
表面しか見えない子供にとってはプリンセスになることが幸せなことに見えていました。



カクテル名、「レディ・オブ・メイ」とは故ダイアナ妃のこと。
受難の花と呼ばれるパッションフルーツを使ったカクテルです。
悲しい運命を辿った彼女をイメージしているそうです。


ちなみにパッションフラワー(トケイソウ)とはこんな花。


Photo: id:kobukariさん


パッションと言うのは、情熱ではなく、the Passion(キリストの受難)*1のことだそうで、ぐるりと囲んだ副花冠を、キリストの後光にたとえたものだそうです。
そして花言葉は、「聖なる愛」「信じる心」。


彼女が天国で幸せになっていることを祈ります。




<レシピ>
 ブランデー           15 ml*2
 チェリー・ブランデー      15 ml
 パッションフルーツ・ジュース  30 ml
 シャンパン           適量

 シャンパン以外の材料をシェークして、フルート型シャンパン・グラスに注ぐ。
 そして適量のシャンパンで満たす。


  



ブランデーの樽香とチェリーブランデーの甘く芳醇な香り、そしてパッションフルーツの酸味と爽やかさの複雑に見え隠れするのがなかなかワインでは味わえない複雑なカクテルならではのおいしさだと思います。
シャンパンを飽きたといっては非常にもったいないのですが・・・なにせアルコールに弱くて余るものですからこうした工夫もひとつの楽しみと思っていますw


で、結構酒精きついです。コレ。


蛇足気味ですが、一概に甘いカクテル好きだからといってアスティが薦められない理由がここにあります。
アスティだと甘いが勝ちすぎて酒精が足りずボディが薄いと思うからです。
どちらかというとノンアルコールのシャーリーテンプルやさっぱりした泡のモスコミュールやカンパリソーダあたり*3を好む方にかなり冷やしてオススメしたほうがいい部類の甘泡だと思いました。



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*1:*そういえばメル・ギブソンの映画でもありましたね。その程度の宗教知識で申しわけないです。

*2:*今回使用のものはCAMUSでコニャックA.O.C.ですが、フランスの特定地方でつくられるブランデーです。念のためw

*3:*どっちもさっぱり優先でそれほど甘くないですがw