黒猫わいん (Schwarze Katz)

ワイン初心者の女性に勧めるにはやはり飲み口のやさしい甘い白からになると思います。
果実味の多いさっぱりかつスイーツなワインは単品飲みにも合うし。
ちょっと食事にあわせるには無理矢理な感じもありますが、正直ボルドーなどの赤の重い味に慣れてしまうと薄く水っぽく感じてしまう程度なのでなんとか食事にも合わせられないことはないかも、と思いますw
そして軽いだろう薄いだろうでもバランスが取れていて、1000円ちょいというお値段もリーズナブルなので、選択に迷ったらコレといった種類のワインになると思います。


気負わないお気楽なぜんぜん冒険のない安定した白ですねw





銘柄:ST. URBAN Zeller Schwarze Katz Auslese  [2005]

   セイント アーバン・ツェラー シュワルツ カッツ アウスレーゼ 2005

地域:モーゼル地方ツェル村(ドイツ) 

生産:ST. URBAN社

種類:白 (甘口)

品種:リースリング



黒猫ワインは30社ほどあり、いずれか飲み比べて好きなものを選ぶのもよいかもしれません。
「黒猫がのった樽のワインが一番おいしかった」という伝説のもと、モーゼル川中流、ツェル村及びその周辺で黒い猫をラベルとするワインはいろいろあります。


比較的St. URBANは薄めかな?値段も安めかな?w


このSaint Urban社の黒猫シリーズは、ネコの頭数が増えるほどクラスが上になるそうで
4.Auslese > 3.Spaetlese >2.Sekt b.A. Trocken =2.Kabinett>1.QbA Trocken=1.QbA
といった感じです。
このうちTrocken(トロッケン)は辛口で、それ以外は中〜甘口になると思います。





ちなみにそれほど力のあるワインの種類ではないので長期保存はどうかなぁと思うのですが、
2008年12月31日に飲んだ古い目のカール・ジットマン社(Carl Sittman)の[1998]はまるで甘露のよう*1でした。



冷蔵庫に余裕のある方は気に入ったものを何本かおいておくのもいいかもしれませんw



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*1:*といってもアイスワイン貴腐ワインほどは甘くないですが、黄金色に比較的とろりと変化していました。