シャトー・モンペラ・ルージュ 2007

ボルドー96年の会の後、数名残った参加者と話していまして酒精が足りない方がいらしたのでもう1本あけてもらったものです。
なお照明の関係上画像が多少黄色身を帯びておりますことご了承ください。




銘柄:Ch. Mont-Pelat [2007]

   シャトー・モンペラ  2007

地域:ボルドー州(フランス) 

格付け:A.O.C.(プルミエ コート ド ボルドー

生産:デスパーニュ家(モンペラ)


種類:赤 (辛口・フルボディ)

品種:メルロー        80%
   カベルネソーヴィニヨン 10%
   カベルネフラン     10%





正直モンペラは漫画『神の雫』でブームになったせいもあり、また手ごろなお値段なのでよく見かけましたので少々飽きた感があるワインかもしれません。
Pのおっさん好みの凝縮感がある新樽ヴァニラ香ぷんぷん系のよく言われる”コスパワイン”です。
よく比較される上位ワインにオーパスワンがありますが、個人的には1本通ったものがあるように感じるオーパスワンのほうが好みだったりします。


05は硬すぎで06、07は比較的すこし大人しい感じがしますが、ボルドーヴィンテージの傾向そのものが現れていると思います。

よって07は数人でワッとあけて楽しく飲んだせいかもしれませんが、あけてからあまり時間が経っていなくてもさほどキツイとは思いませんでした。
期待以上においしく感じました♪

もちろん温度と見合ったグラスという前提ですので、ボウルのちいさなグラスなどではもうちょっと努力が必要となるかもしれません。


漫画『神の雫』で書かれているほどQueenだったりスパークだったりなどの感銘を受けなかった訳ですが(私の実力と感じかた次第かもしれませんが、いつもの通りといえばいつもの通りでw)・・・ボルドーでも完熟葡萄を使用するためかかなり熟した黒い果実のむしろジャミーな味わいや樽をかなり効かせたヴァニラ感やスパークの表現の元だろうスパイス感がかなり複雑な味わいのがんがん濃い系のワインです。


アルコールは13.5度で、アルコール感でむせるようなものではありませんが、喉越しがやはり少し焼ける感がありますのでこれもスパーク感のブーストになっているかと思います。
濃くてタンニンが引っかかる感があるものよりも繊細なものがお好きな方にはあまり勧めにくいワインです。むしろ以前に飲んだPARCELL A355(こちらはメルロー100%)をオススメします。
パワーや凝縮感コスパ至上主義の方にこそモンペラはオススメのワインです。


推敲しているうちにすこし辛口の評ぽくなっていますが、直前に飲んだワインがワインだったので・・・ある程度お察しいただけると幸いですw





セパージュなど:

ボルドーのヴィンテージチャートとこのセパージュを比較してみて好きなところから選ばれるのがよいと思います。
個人的には2004と2007が好きだと感じました。


2004年:メルロー80% カベルネソーヴィニヨン10% カベルネフラン10%

2005年:メルロー75% カベルネソーヴィニヨン15% カベルネフラン10%

2006年:メルロー70% カベルネソーヴィニヨン15% カベルネフラン15%

2007年:メルロー80% カベルネソーヴィニヨン10% カベルネフラン10%




以前飲んだ2005
なので、上の写真も本当はもっと白いエチケットです。


その他の写真が見当たらないので実はエントリしていませんでした。
いろいろ書いてないワインもおおい大雑把なブログですいません。



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