太陽のおかげ
12月22日は冬至でした。
「日短きこと至る」の文字通り、日照時間が一番短い日です。
つまりこれからは小寒・大寒と太陽の恵みを享受することがしにくい季節になっていきます。
現代とは違い、昔は青物の野菜など冬場には手に入りにくくビタミン類が不足していたのではないかと想像します。
だからこそ栄養豊富なかぼちゃ(南瓜;なんきん)を食す習慣で魔よけになっていたのでしょう。
つい忘れがちなのですが、日頃どれだけ太陽の恵みを享受しているかということです。
なので「太陽のおかげ」と感謝しつつ、ありがたく戴くことにしました。
前回のエントリでは「太陽のせい」とか言ってすみませんでしたw
なので本日のワインは「太陽のおかげ」というのにこだわって選択してみました。
ワイナリーというところはもちろん葡萄畑ですので太陽がさんさんと降り注ぐ場所であるのはいうまでもありません。そしてその太陽の恵みをより享受するためにそして葡萄が育つための環境を守る(温暖化防止の)ためにカーボンオフセットやカーボンニュートラルの考えが流行っていますが、こちらのクラインワイナリーでは屋根にソーラーパネルを設置し、太陽光発電を行うことでそれを実施しています。
もともとお金持ちのワイナリーなので*1ゆとりを持って投資もできるのでしょうが、けっこう大規模な施設でした。
2007年お正月にCMもやっていたものです。
※残念ながら動画がみつからなかったんですが、もし見つかったら教えてください。
それまで農園とはいえCO2の排出量のほうが上回っていた工場がこれだけの用途の電力を生み出しました。
まさに太陽のおかげですね。
おいしくいただきましょう♪♪
銘柄:CLINE ZINFANDEL California [2007]
クライン ジンファンデル カリフォルニア 2007
生産:クライン ワイナリー
種類:赤 (中辛口・ミディアムボディ)
品種:ジンファンデル[Zinfandel]種 100%
あけたては独特の少々青い香りがして酸が立つのですが、ほんの少し待つと酸も落ち着き深みのあるやさしいお味がします。
『神の雫』ではリッジのジンファンデルを「ママのおっぱい」と称していましたが、まさにそんな雰囲気です。
ただし、早摘タイプのジンファンデルではここまでやさしい味にはならず酸もかなりきついと思います。
100歳を越える古木で熟成してから摘むタイプのジンファンデルは私にとってはとても飲みやすいです。
これをさらにマグナムボトルで変化させるともっと味がまろやかになるようです。
一瞬買おうかと思ったんですが、持ち込みワイン会などに持ち込むテーマがなかなかみつからない*2うえにジンファンデル品種はあまり有難がられないので自分でひっそり楽しむには通常サイズで我慢しようかな、という風になります。
独特の青みがどう評価されるかというところですが、ゆっくり飲むと包まれるように味わえる気負わないワインなので、疲れたときに是非一度飲んで見て欲しいところです。
.