太陽のせい

温暖化が危惧されいるのが嘘に思えるほど寒い日でした。
また今日を迎えるのにプライベートでいろいろあり不条理さを感じつつ・・・今回のご案内を受けメインアイテムを提示いただいたときに「それもこれも太陽のせい*1」だと納得することにしました。

ということで、”ムルソー(Meursault)”です。


先月のワイン会では南隣のモンラッシェ村のワインたちをいただきましたが、今度は別の村の違いをまた感じられたらいいなと思いました。


ムルソー3本は主催者さんが用意してくださったものでした。
お料理は白メインの会なのでメインは無難に鶏のクリームソース煮を選択しました。




ムルソーペリエール、ポティネ・アンポー 1975
Meursault-Perrieres, Potinet-Ampeau

ねっとりとする香りとゆったり豊かな味わいでした。
この香りは白ワインを飲み始めた頃にはなかなか慣れなかったんですが、後から来る深みを感じられるようになるとクセになって危ないですねw






ムルソー フィリップ・パカレ 2003
Meursault Philippe Pacalet





ムルソー クロ・ド・ラ・バール ドメーヌ コント・ラフォン 2006
Meursault Clos de la Barre, Comte Lafon

まだまだ若い子でしたが、今でも普通においしく将来が楽しみな感じです。
酸がかなり立つ状態でしたが奥に広がる香りに甘みを感じました。
ソムリエチョイスのグラスもボウルの大きなものでした。






今回はエプバンタイユ・ランチタイムワイン会を利用しています。
気軽に友達同士ではじめてのワイン会を行うのによさそうです。

また一人1本の持ち込み可(持ち込み料なし)なので、ワインの飲み方に悩んだりグラスのチョイスに迷った場合、あらかじめ持ち込んでおけばプロのソムリエよりそのワインにぴったりのサーヴ*2をしていただけますので大変勉強になるのではないかと思いました。





「ランチタイムワイン会」ワイン6種とお料理の写真をあげておきます。



前半3種。右から順に。泡1・白2




後半3種。右から順にガメイ・ピノ・カリニャン&シラー


ジャンクロードラパリュ ボジョレーヴィラージュヌーボー 2009
Jean-Claude Lapalu Beaujolais Villages Nouveau

まだヌーボーが飲めるとは思っていませんでした。
フレッシュな香りとほどよい酸でおいしかったです。
本当に今年のヌーボーは良かったのかもしれません。


個人的に・・・すっぱいピノでした。


当初杉香がしましたが、後口がぴりぴりくるシラーであまり好みじゃありませんでした。




お料理


蓮根のココット


金華鯖のカルパッチョ
左に添えてあるのはヴァイオレットマスタード。辛くはないです。


ツナのグラタン


伊勢海老のジュレスープ


メインのお料理(魚と鶏のいずれかをチョイス)

丸小判鯵のポアレ


鶏のクリーム煮込み
普通にムルソーに合いました。
またコースワイン3本目(白2本目)にも合いました。



シャーベット


伊予柑のコンポートとアーモンドタルト


クッキー3種



ちなみに・・・
バターはほうれん草のペーストが混ぜてあり、
北海道産の全粉粒の素朴な薫り高いパンと合いました。







本日のおみせはこちら・・・


エプバンタイユ

http://www.epouvantail.jp/

大阪市中央区南船場4-13-22

TEL 06-6252-4648






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*1:*注釈がないとわからない洒落というのもなんですが・・・昨年まで酒精というものを飲まなかった人間にはムルソーと聞くとカミュの『異邦人』(L'Étranger)の方を最初思い出した次第です。

*2:*適度な温度管理、一番ふさわしいグラスの選択・・・上のムルソーがそれぞれグラスがまったく違うのを再度見ていただけると分かると思います。