さらに酸への挑戦の日々
ここまで冬場と口が変わるとは思っていませんでした。
なので、リーズナブル価格のものをいくつか揃えてチャレンジングなものも味わってみるのも悪くないとばかりに・・・冬場にちょっと泣いた*1フラスカーティ*2に対し再チャレンジをしてみました。
ただし今回はかなり安旨といわれるレベルの価格帯のものなので、それなりの方はそれなりに、ですが・・・
フラスカーティがお好きな方からは「比べる対象が違いすぎる」とのご批判を受けそうなくらいに違いすぎる2本なんですが、同じ品種で酸味という1つのベクトルからすれば同じ方向かしらと思いました。
ああ、やはり”季節の口”ってありそうです。
再認識させてもらったワインです。
酸味が心地いい種類の辛口ですね。
毎日同じことを言ってるような気もしますが、「酸味が苦手な私には夏限定のワインとなりそう」です。
ワインのために、私自身のために、自分の嗜好を知るというのが大事だと思う今日この頃です。
銘柄:POGGIO LE VOLPI FRASCATI SUPERIORE [2007]
ポッジョ・レ・ヴォルピ フラスカーティ・スペリオーレ・セッコ 2007
地域:ラツィオ州(イタリア)
格付け:D.O.C. FRASCATI
生産:Poggio le Volpi
種類:白 (辛口)
品種:マルヴァジーア・ディ・カンディア種
マルヴァジーア・デル・ラツィオ種
ショップの説明で”リーマンのコルトンシャルルマーニュ”とかあったのですが、
それもさすがに言いすぎだと思いました(笑)
「そこ!ボディが薄いよ!香りが狭いよ!」とか言いたくなる。
でも比べるからそうなのであって、単品ではおいしいと思いました。
赤はそこそこ1k以下でも第三世界のものが味わえるのですが、白は正直値段次第な部分もあるなぁと考えていた今日このごろですが・・・
一晩で飲みきってしまう程度の酒量の方でしたらこれで十分上の煽り文句の"片鱗"は味わえるかもと思います。
味的には今飲まないと比較対照できないのですが*3、香り的にはやはり以前飲んだあちらのほうが上ですね。
しかしながら、おそらくこの種の特徴であろう白いツンとした肉厚の花(百合?やらジャスミン系が若干?)の香りとか少し抜ける酸味のライチーぽいものを感じることができました。
他のみ口は葡萄と言うよりは南国風なものを感じるあたりやはり南の地のワインだな、とか北国のリースリングとつい比べてしまいますね。
みんなちがってみんないい、んですがw
個人的にワインの醍醐味は”時間がごちそう”だと思っているので、そういう人の呑みには2日目以降はどうも応えてくれないパフフォーマンスかなと思います。
そして冷やして飲むに限るなぁという印象のワインです。
脱がせるとやはり、な印象は否めません。あまりに多くを求めるのもかわいそうですw
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*1:*酸っぱくて少しさびしい想いをしました。
*2:*the wine of popes and of the people http://d.hatena.ne.jp/love_wine/20090319#p1
*3:*夏口と冬口があるとわかってしまったのでw