天・地・人
ようやく梅雨らしくすこし鬱陶しいお天気で湿気に体がだるい毎日です。
そんななので休日の今日は試飲会に出かける予定が二度寝してしまって予定が大狂い。
ということで午後はゆっくりお昼寝しながら久々に漫画『神の雫』を1巻から読み直しています。*1
もちろん試飲会いくつもりだったので何か飲みたいなぁという状態。
せっかくなのでなにか登場ワインは無いものかなと貧者のセラーを見てみるとちょうどいい白がありました。
残念ながら漫画登場時よりはもうかなり高騰してしまっていますし同じものがなかなか手に入りません。
といいますか、漫画内でも何度も誰もが言っていますが、
”手ごろないいワインほど人々に飲まれて残っていない”という状態で、まさに一期一会なのかもと思って出会えたら結構無理して買っている今日この頃です。*2
なので今日は9巻に出てくるルー・デュモンのもの。
登場のムルソーよりはリーズナブルなやつでw
漫画『神の雫』9巻(#83〜#86)
国際結婚を反対されるという話が発端。
純血主義から仏ワイン以外のアッセンブラージュされたワインは飲まないと断られてしまう。
そこでこのワインがきっかけとなります。*3
ワインが日本人が造ったワインであり、日本人だからこそ造り得たモノだと悟る。
日本人の特質から繊細ですごい仕事の丁寧なワインとありましたが、贔屓目だけではなく細やかさを感じるものでした。
銘柄: Lou Dumont SABIGNY-LES-BEAUNE BLANC [2004]
サヴィニ・レ・ボーヌ・ブラン 2004
地域:ブルゴーニュ地方(フランス)
格付け:
生産:ルー・デュモン(仲田晃司氏)
種類:白 (辛口)
品種:シャルドネ 種
一口に白の辛口と言っても千差万別ですし、ましてやシャルドネのなかでも性格がそれぞれ異なる・・・
まさに「みんなちがって みんないい」という言葉が合うと思います。
いくつか飲んだシャルドネのなかでもミネラル感がある部類だと思います。
後で調べたとき特にこのSABIGNY-LES-BEAUNEは特に石灰質土壌のぶどうにこだわって購入され造られたワインということでかなり特徴ある味わいだと思います。
また先日試飲会に行って驚いたアンフィルターのワインですが、このワインもアンフィルターでやはり時間をかけて飲めばちゃんとポテンシャルを感じられるのだなぁとしみじみ。
それを思えば神崎豊はファーストビンテージで30年後のポテンシャルを想像できるというのだからすごいですね。
ワインのことを知れば知るほどいい漫画だなぁと思う次第です。
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