時代は変わる 〜EU地理的表示の変更〜

すこしワインの勉強&ニュースを見ていて吃驚したこと。

経済圏ECからコミューンとしてのEUになり通貨も統一されて久しいですが、よかった面も悪かった面もあったり。
そしてワイン法もEUレベルで統一されようとしています。*1

大雑把にいうと次の2つに分かれます。

●地理的表示なしワイン

●地理的表示付きワイン
 1.地理的表示保護:I.G.P.
 2.原産地名称保護:A.O.P. ← 現行A.O.C.はコレになる。


で、おふらんすが抵抗するんじゃ・・・と思いきや、時代の流れかあっさり昨年夏(2009/8/1)に農水省は品質分類の変更を、2009年ヴィンテージから適用と発表していました。
しかも、その前に(2009/2/20日付アレテ(省令)にて)、醸造用として登録された葡萄品種はフランス全土で使用できることとなった・・・とか。


ずいぶんイメージと違うなぁと個人的に思いました。
ワインにすっぽり嵌るまでお酒を嗜まなかったこともあり、国は異なりますが、「壜の色は茶色がライン、緑がモーゼル」という超絶古い知識しか持ち合わせていなかったくらい。

A.O.C.格付けとかはそのまま存在し続けるとは思いますが、そのうちボルドーピノノワールとか市場に出回るかもしれませんねw
ただメドック格付けも見直したほうがいいような気もしますがw



で、さすがは農業輸出大国おふらんす
プレスリリースが出ていますので詳細はそちらをご参考に。
詳細はこちら(PDF)>>






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*1:2008年EUのワイン共通市場制度(OCM)の改革