サントリー山崎蒸溜所 <セミナー&見学>
『シングルモルト匠の技講座〜樽熟成の神秘〜』というセミナーがありましたので受講してきました。
もちろんお酒の勉強にもなりますが、大人の楽しい遠足でした。
是非お友達とお誘い合わせの上ワイワイ訪ねられてはいかがと思いました。
まずはセミナーの前に工場見学。これは今回のメインではないので別途下記します。*1
工場見学がひととおり終了したあと、セミナー専用のテイスティングルームに通されます。
いよいよ『シングルモルト匠の技講座』のはじまりです。
体験その1:
チーフブレンダー輿水精一さん*2によるビデオ講義でブレンダーの技やテイスティング方法をご紹介がありました。
基本はワインと同じなのですが、ウイスキーの場合、STEP5の”加水”という行為が異なります。
STEP1:まずは色をみる(光にかざす、白い台の上で色を見る)
STEP2:脚をみる(グラスを少し傾けたりぬらす程度に軽くまわして、グラスの内側を伝わせる)
STEP3:香りを嗅ぐ(上記2で香りが少したったはず。特にブレンデッドの場合はTOP/MEDIUM/TALE NOTEの違いを確認する。)
STEP4:口に含んでストレートの味を味わってみる。
ワインに比べて余韻が長いのがウイスキーの特徴なので下の上を転がしてゆっくり飲む。
STEP5:加水する。
ストレートの状態に比べてアルコールの刺激が柔らかくなり香りが立つので香りを確認する。
STEP5:加水後の味も味わってみる。
体験その2:実際にテイスティングしてみる。
・経年原酒のテイスティングとして、生まれたてのモルト、4年経過モルト、12年経過モルトによる樽熟成による変化を3種類味わってみる。
・醸造後すぐは少々吟醸香がします。穀物の甘い香りがします。スピリッツの刺々しい味がします。
・4年目にもなると未熟な香りがなくなります。綺麗な色味がついてきて華やかな香りもしてきます。
味もまろやかになってきます。
・12年目にもなると琥珀色のいかにもおいしそうな色になります。
香りも味も複雑で華やかなものとなり、広がりもとても大きなものとなります。
・さらに「山崎12年」構成原酒のテイスティングでは、個性のある原酒の特徴をそれぞれ3種類味わってこれらをマッピングして「山崎12年」にまとめるブレンダーの技をちょこっと体験しました。
原酒いただけるのは大変貴重な体験でした。
・ホワイトオークによる仕込みのもの・シェリー樽による仕込みのもの
・ミズナラ樽による仕込みのもの
体験その3:おつまみとのマリアージュ
現在サントリーさんイチオシ(笑)のハイボールの作り方を学んだ後、実際に作って用意されているおつまみとの相性を味わってみました。
喉が乾いていたせいか、1杯目の山崎10年でのハイボールはゴクゴク飲んでしまってあっというまに空になってしまいましたw 2杯目に山崎12年でハイボールをしましたが・・・普通家じゃもったいなくて・・・山崎クラスのウイスキーなんてハイボールにしません!! 贅沢のキワミでした♪
また上記2での原酒を自分なりにブレンドして楽しんでる方も居られましたw
で、セミナーおすすめは虎屋の「こしあんの最中」でした。フランボワーズのマカロンもおいしかったのですが、他に用意されたあられやチョコレートよりも意外や意外で、こしあんがぴったり合う次第でした。
これはちょっと驚きのマリアージュでしたw
あとこのソーダ水がおいしいようでした。
今まで飲んだサントリーの炭酸よりはよかったです。
工場見学コースについては後日写真UP追記したいと思います。*4
<お得情報>
ネット限定の優待券ページにアクセスしてPCなら印刷物もしくはQRによるケータイリンクサイト表示して受付窓口に提示した場合、ロックグラスをおみやげにもらえます。*5
最後に。
工場見学ということでお子様を夏休みなどに連れて行ってやりたいという親御さんがいらっしゃるかもしれませんが、お酒が供される場というモラルのお話もありますし、蒸留室やエージングルームはものすごい酒精の香りなのでお子様だけでなくお酒に弱い方は健康上、見学をやめたほうがいいと思います。
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